ご訪問ありがとうございます。
先日“ラガービール”にはまっている(?)と書きましたが、
もちろんビールは夜のお楽しみで、
最近の朝は“ミルクコーヒー”です。
ちょっと前までは“ブラックコーヒー”でした。
若い頃は特に、コーヒーはブラックでしたね。
ブラックと言えばなんとなく大人っぽくてかっこいいし。
ミルクや砂糖は健康的ではないし。
けれど冷蔵庫に牛乳が残っていたのをきっかけに、“ミルクコーヒー”が大好きになりました。
子供の頃とは違って、冷たい牛乳やコップ一杯の量ではお腹がゴロゴロ・・・
けれどあっついコーヒーやあっついミルクなら、少しずつなら大丈夫になりました。
朝、洗濯機を回しながらミルクコーヒーを作って飲むのが最近の楽しみ。
作っているときに思い出すのが、アルベール・カミュの「異邦人」の一節。
主人公の母親が亡くなった日の様子が描かれている文章の中で、
“自分はミルクコーヒーが好きなので・・・”と言うようなものがあるのですが、
そこの部分がずっと頭に残っているんですね。
ドライな文章の中で、その部分が人間的って言うのかな。
母親が亡くなったという現実が主人公には客観的で、事務的に行われる葬儀の様子が描かれている。
そんな中で飲む“ミルクコーヒー”。
そこだけが、唯一受け止められる現実なのかなって思います。