こちらは有閑倶楽部二次創作小説ブログとオリジナル小説ブログです。 日々の出来事もつぶやいています。 原作者・出版社とは一切無関係です。 誹謗中傷・作品の無断転載は禁止です。 管理人の文章やブログスタイルが合わない方はご遠慮下さい。不快と感じたコメントは削除致します。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
やっぱり、でぃふぇんす魅録に戻った・・・
すみませ~ん。
正直、行き詰ってるんです。
これ以上、どう進めて良いのやら。
次回は・・・別なの書こうかな・・・
はぁ~、困った。
放課後の部室はいつも賑やかなはずなのに、今日は違った。
美童が一人、窓際のソファに凭れるように座っている。
窓から射し込む陽射しの所為で、自慢の金髪が白く光っている。
まるで、一枚の絵のように美しかった。
「魅録、何をぼうっとしているの?」
美童は心配そうに俺に視線を移す。
けれどそれは一瞬で、すぐに携帯電話にそれを戻した。
「メール?」
「うん」
「デートの約束?」
「・・・ううん。ちょっとね」
「そう」
こいつのメール、女との果てしない情事なんて興味が無い!
けれど・・・
ちょっといつもと様子が違うみたい。
「どうかした?」
「僕?」
「ああ、溜息ばかり吐いてる。振られでもした?」
すぐに返事が来なかった。
美童はもう一度深い溜息を吐いて立ち上がると、コーヒーを淹れてあげる、と言って簡易給湯室へと消えて行った。
程なくすると、コーヒーの香りがゆっくりと立ち込める。
テーブルのいつもの自分の位置に座ると、タイミングよくマグカップ一杯に注がれたコーヒーが置かれる。
「ありがと」
「うん」
美童は自分のマグカップもテーブルに置く。
同時にメールが受信を告げた。
スラックスのポケットから携帯電話を出してメールに目を通すと、二つに折りたたんでテーブルに静かに置いた。
「振られちゃったんだ」
「・・・・・」
すぐには、言葉が出ない。
こいつも、振られる事があるんだなって。
「二つ年上でね、綺麗な子だったよ。十歳以上も年の離れた妻子持ちと付き合うんだって」
「へ、へえ・・・」
「彼女の文面から察すると、すでに関係を持ってるんだよね」
今度は乱暴にソファに座ると、長い足を投げ出すように伸ばす。
「そこまで踏み込んだのであれば、後は自ずと進む方向は決まって来る。
彼女のディレンマをやり過ごす程の想いではなかったんだけれど。
あっちが良いって」
「うん・・・」
「全てを捨てて添い遂げる…そんな想い、相手に見えるかってんだ!
彼女の腰まで伸びた髪をただ撫でるだけの時間潰しならば、そこには何も生まれない」
「・・・・・」
美童は片手で顔を覆う。
この間悠理に言ってた”セフレ”って、この彼女の事だったんだ。
清四郎に対して、絶対的な答えを欲しがっていた理由も分かる。
美童にとっても、悠理は大切な友達だもんな。
まあ、清四郎は既婚者では無いのだから・・・でも、セフレの関係は有り得るのか。
美童は、清四郎がそんな目で悠理を見るとでも思ってんのかな?
うう~ん・・・
「結構、本気だったんだ。でも、こういう事さ。
もう、僕には、見守る事しか出来ない」
「奪い取らないの?」
「奪う?まさか。
好きになっちゃったら、もうその相手しか見れないんだよ。何を言ってもね。
恋って、そういうもんさ」
美童はまた明日、と言って部室を出て行った。
テーブルには、手を付けられないままのコーヒーが二人分。
冷めてしまっては、飲む気にもならない。
今の悠理に何を言ってもダメなのか?
あいつに、恋してしまってるのか?
俺達はもう、友達同士ではいられないのか?
美童に負けない程の溜息を吐く。
ああ・・・恋って、面倒臭い。
1. 無題
あまりさま
このお話の魅録には頑張ってもらいたいですか?
攻撃的とは行かなくても(笑)
好きな気持ちは伝えさせたいですよね♪
悠理ちゃんがどう動くか、なんですよね、きっと。
私も三角関係を描くのは好きですが、
久しぶりだとちょっと難しくなってきました(笑)。
待っていて下さいますか?
頑張りますね!
ありがとうございます!